
福祉用具専門相談員に興味があるけど、実際にどんな仕事があるのかわからない。一日の仕事の流れも知りたいな。
こんなお悩みを解決します。
私は実際に福祉用具貸与事業所で福祉用具専門相談員として3年間働いてきました。
楽しかったことや大変だったこともたくさんありました。
・福祉用具専門相談員は底辺?なぜ底辺やきついと思われるのか自分なりの考察を話します。
私の経験から、福祉用具専門相談員にはどのような仕事があるのかをご紹介していきます。
福祉用具専門相談員の仕事内容
まずは福祉用具専門相談員にどのような仕事があるのかというと、このような仕事に分類されます。
居宅介護事業所や地域包括支援センターへの営業
福祉用具専門相談員にとって、なによりも大事なのは居宅介護事業所や地域包括支援センターに在籍しているケアマネジャーへの営業活動です。
頑張って営業活動して、ケアマネジャーから主に高齢者である利用者さんを紹介してもらいます。

実際にはなかなか新規が取れなくて悩む人も多いです。
・福祉用具専門相談員の新規営業が取れない理由や原因はある?新規営業のたったひとつのコツ。
福祉用具の選定や住宅改修の現場調査
実際にケアマネジャーから利用者さんを紹介されたら、ケアマネジャーと一緒に利用者さんの自宅に伺い、そこで必要な福祉用具の選定や、手すりや段差解消工事などの住宅改修が必要かどうかの調査を行います。
福祉用具の配送
福祉用具の選定が終わったら、利用者さんの自宅まで福祉用具を配送し、福祉用具のレンタル契約を行います。
福祉用具のモニタリング業務
利用者さんに福祉用具をレンタルしたら、モニタリングといって一定間隔で福祉用具の点検や使用状況を確認します。
担当者会議への参加
これはケアマネジャーから招集されるのですが、そのケアマネジャーが担当している利用者さんが使用している介護サービス事業者の担当者が一同集まり、利用者さんの近況や今後の介護方針などを話し合います。
事務作業
福祉用具専門相談員にも事務作業はあります。
利用者さんが介護保険を使用して福祉用具を購入するための申請書類作成、介護保険を使用して住宅改修をするために必要な理由書作成、モニタリング報告書の作成など多岐にわたります。
実際には住宅改修が絡んできたら、もし利用者さんの自宅が公営住宅だった場合、県や市に住宅改修の許可を取りにいくなどの雑務もあるのですが、ざっくりとした仕事内容としてはこのような感じです。
福祉用具専門相談員の一日の流れ
ここまでは福祉用具専門相談員の仕事内容を説明してきたので、今からは私がどんな1日の流れで仕事を行ってきたのかを説明します。
もちろんアポが多い日や少ない日で1日の流れに変動がありますので、あくまでも一例としてご理解ください。
午前
出社して朝礼が終わったらすぐに居宅介護事業所や地域包括支援センターに営業活動を行います。
午前中早めの時間でしたら、ケアマネジャーがまだ訪問に出かけず事務所にいることが多かったので、私はなるべく午前中に営業活動をするようにしてました。

居宅や包括にはマメに顔を出しましょう。
一通り営業活動を終えると、新規でケアマネジャーからご紹介いただいたご利用者さんの自宅に伺います。
ケアマネジャーと一緒に必要な福祉用具の選定や住宅改修が必要な箇所を考えます。
午後
昼食をとったら、福祉用具の配送をしていきます。
介護用の電動ベッドの配送組み立てはかなり腰にくるので気をつけましょう。

身体は資本です。腰を痛めないように重量物は慎重に運びましょう。
既存の利用者さんの自宅にモニタリングにも伺います。
福祉用具の点検や福祉用具が正しく使用されているのかしっかりと確認します。
空いた時間に役所に行って、福祉用具購入書類や住宅改修の申請も行います。
事務所に事務所に戻った後
事務所に戻ったら事務仕事が待っています。
介護保険関連の書類作成や理由書作成、行ったモニタリング報告書も書いていきます。
だいぶざっくりと説明していきましたが、1日の仕事の流れとしてはこんな感じです。
最後に
今回は福祉用具専門相談員の仕事内容、一日の仕事の流れをご紹介しました。
意外とやることが多いなと思われた方も多いのではないでしょうか?
実際に仕事をはじめると、慣れてくれば書類作成などは早く作り上げることができますよ。
福祉用具専門相談員に興味がある方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
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