福祉用具専門相談員は底辺?なぜ底辺やきついと思われるのか自分なりの考察を話します。

bad福祉用具専門相談員の悩み
悩んでいる人
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なんで福祉用具専門相談員は底辺やきついと思われるのかな。もっと具体的に教えてほしい。

こんなお悩みを解決します。

 

この記事を読むことで、なぜ福祉用具専門相談員が底辺やきついと思うのか理解できます。

 

Googleで福祉用具専門相談員のことを検索しているとこんな衝撃的なサジェストを見かけます。

「福祉用具専門相談員 底辺」 「福祉用具専門相談員 つらい」

見ていて心が痛くなるような内容です。

正直、私自身も福祉用具専門相談員の仕事をしているときは、このような検索ワードでググった経験があるので気持ちはめちゃくちゃよくわかります。

どんな仕事でもそうだと思うのですが、楽しい部分と辛い部分は必ずありますよね。

福祉用具専門相談員の辛い部分を経験していくとやはりきついと感じてしまうわけです。

 

今回はあくまでも個人的な意見となりますが、福祉用具専門相談員がなぜ自身を底辺だと感じ、仕事がきついと感じてしまうのか考察していきます。

介護業界の専門用語なども出ますので、こちらの記事を合わせて読むとより理解が深まります↓

福祉用具専門相談員の1日の流れはどんな感じ?私が実際に働いていたときの1日を紹介します。

 

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担当者会議での福祉用具専門相談員の立場が低い

担当者会議を一度でも参加されたことがある方ならご理解いただけると思うのですが、多くの担当者会議では基本的に福祉用具専門相談員は空気です。

特に多くの介護サービス事業者が携わっていて、参加人数が多い場合は顕著にその傾向が出てきます。

担当者会議で司会を務めるケアマネジャーも、利用者さんが通われてるデイサービスや訪問リハビリの担当者の発言は重要視するのに対して、福祉用具専門相談員の発言は特に求められないことも多いのが実態です。

それぞれの介護サービスの担当者が発言した後、「福祉用具さん、なにかありますか?」と最後に聞かれ、軽く発言を促されて担当者会議が終了するのがオチです。

担当者会議が短い時間で終わるのならいいのですが、1時間近くも特に発言を求められないまま参加していると自分の存在意義を失ってきて辛いなと思ってしまいます。

このような経験をしたとき、福祉用具専門相談員はやはり介護業界で立場が低いと思い知らされますね。

長くなりそうで、特に福祉用具専門相談員が居てもいなくてもいい担当者会議なら途中で退席させて・・・。

福祉用具専門相談員って実は激務

それぞれの福祉用具貸与事業所の方針によって仕事の忙しさは大きく変わるのですが、私のいた事業所は営業・配送・モニタリング業務・住宅改修・事務作業など、すべてをほとんど一人でこなしていかないといけなかったのでかなり忙しかったです。

営業もやりつつ、重い電動ベッドを運んで、生活保護や公営住宅の許可申請が絡む住宅改修に携わったときは気が狂いそうでした。

 

自分の身体はひとつなんですけど。

 

福祉用具専門相談員の大変なところはその業務内容の多様さも原因のひとつです。

営業・配送・モニタリング業務がちゃんと担当制で分担できている事業所ならそれほどは忙しくないかもしれません。

クタクタになって夜遅くまでパソコンの前でカタカタと住宅改修の理由書を書いているとき、心が折れそうになったことは1度や2度ではありませんでした。

 

どの福祉用具貸与事業所が扱っている福祉用具も基本はすべて一緒

たまに勘違いされている方もいるのですが、どの福祉用具貸与事業所を利用しようと扱っている福祉用具や料金はほとんど変わりません。

その点が福祉用具専門相談員の仕事をしている人にとってかなり厳しいところで、基本的に扱っている福祉用具がどこも同じなら各営業マンの人間力で勝負するしかないんです。

自分の人間力で勝負してみたいとその環境を楽しめる方ならいいと思うのですが、実際にやってみると結構きついです。

なかなか新規が取れなくて悩む人も多くいます。

福祉用具専門相談員の新規営業が取れない理由や原因はある?新規営業のたったひとつのコツ。

 

他にもケアマネジャーにとっても福祉用具貸与事業所はたくさんあるし、基本的にはどの事業所に頼もうが変わりはないので、一度のミスで仕事の依頼が来なくなるというシビアな部分もあります。

 

一度のミスがマジで命取りになります。

最後に

今回はなぜ福祉用具専門相談員に底辺やきついというキーワードが出てくるのかということを解説しました。

この記事はあくまでも個人の経験に基づいた主観です。

福祉用具専門相談員という仕事を職業蔑視しているのでないことをご理解ください。

 

福祉用具専門相談員はかなり向き不向きがある職業だと個人的に思います。

【本音で語ります】福祉用具専門相談員に向いているのはどんな人?向いている人3選を紹介します。

 

大変な仕事なので、私と同じように退職を選ぶ人もぼちぼちいました。

福祉用具専門相談員が「転職(退職)」したいと考える3つの理由

【実例紹介】福祉用具専門相談員を辞めた人はどこにいった?身近な事例を紹介します。

 

いま福祉用具専門相談員の仕事で悩んでいる方は、思い切って違う進路に進むことも検討してみてもいいと思いますよ。