
福祉用具専門相談員に興味があるけど、どんな人が向いているのかな。
向いている資質などがあれば知りたいな。
このようなお悩みを解決します。
残念ながら私は3年間という期間で見切りをつけ、福祉用具専門相談員を辞めてしまいましたが、周りの同僚などを見ていると10年近く続けている人も結構いたんですよね。
改めて考えてみると、長く福祉用具専門相談員を続けている人にはいくつか同じような共通点があるということを思いつきました。
ありきたりな明るくて元気な人などと言うつもりはありません。
もちろん明るくて元気というのは大事なことですが、それよりも確実に必要な資質があります。
今回は私の経験から導き出した完全なる主観と、周りの同僚を見て感じた、福祉用具専門相談員に向いている人3選をご紹介していきます。
福祉用具専門相談員に向いているのは良い意味で鈍感な人
最初から結論ですが、福祉用具専門相談員という職業にいちばん必要な資質は鈍感力です。
これはもう間違いないです。
福祉用具専門相談員の仕事をしていると每日のようにイレギュラーな出来事があります。
例えば、アポを取って利用者さんの自宅に伺ったのはいいけど不在で会えなかった。
こんなことは日常茶飯事です。
お客さんのほとんどは高齢者の方で、認知機能の低下により物忘れが多い方もたくさんいらっしゃいます。
ですので、私との約束も完全に忘れられてすっぽかれることもしばしばありました。

せっかく遠くからはるばる来たのに・・・予定狂ったわ。。
こんな風に毎回思っていたら精神を病んで間違いなく潰れてしまいます。

あー不在だった。まあいいか、時間空いたし近くの居宅に顔出しとこ。
こんな感じでどんな出来事があっても軽く受け流せる思考の鈍感力、これこそが福祉用具専門相談員の必須条件です。
私の周りにいた長く福祉用具専門相談員の仕事をしている同僚も、何かトラブルがあっても軽く受け流せる人が多かったです。
逆に言うと、一つ一つのトラブルに真摯に全力で対応していた人ほど潰れてしまって退職に追い込まれていました。。
・【実例紹介】福祉用具専門相談員を辞めた人はどこにいった?身近な事例を紹介します。
福祉用具専門相談員は基本的にはBtoCと呼ばれる高齢者を中心とした一般消費者向けの営業が多くなります。
一般消費者向けなので、言い方は悪いですが、変な人に遭遇する確率はBtoBの営業よりも多くて、人によってはつらいと感じる場面も多くなるかもしれません。
・福祉用具専門相談員は底辺?なぜ底辺やきついと思われるのか自分なりの考察を話します。
変な利用者さん、モンスターケアマネに遭遇しても動じない鈍感力、それこそが福祉用具専門相談員に必須な資質です。
福祉用具専門相談員に向いてる人はおばちゃんに可愛がられる人
福祉用具専門相談員の営業先は高齢者を中心とした一般消費者だと思っている人もいると思います、それは半分正解で半分不正解です。
なぜかというと一般消費者に行き着く前に、ケアマネジャーと呼ばれる存在の方に福祉用具専門相談員は営業をし、そこから高齢者の方を中心した利用者さんを紹介してもらわないといけないんです。
ケアマネジャーという存在は介護業界では絶大な力を持っていて、福祉用具専門相談員だけではなく、デイサービス、デイケアの担当者などが揃って利用者獲得のためにケアマネジャーに営業を仕掛けます。
そこでなぜおばちゃんに可愛がられるのが福祉用具専門相談員に向いてる人かというと、ケアマネジャーの大半がおばちゃんだからです。
介護業界は女性社会であり、男性のケアマネジャーはまだまだ少ないです。
そしてケアマネジャーという仕事は経験を必要とする仕事のため若い人も少なく、体感では40代以上のおばちゃんがほとんどでした。
ですので、昔からおばちゃんに可愛がられるような人は福祉用具専門相談員に向いていると思います。

介護業界は圧倒的な女性社会なので覚悟してください。
福祉用具専門相談員に向いているのは力仕事が苦じゃない人
福祉用具って意外と重いんです。
特に重たいのは介護用電動ベッドで、組み立てた状態では重すぎるので分解してから搬入するのですが、それでも結構重たいです。
福祉用具専門相談員あるあるだと思うのですが、電動ベッドの搬入で3階以上のアパートに伺った際にエレベーターがないときの絶望感。

もうオワタ。
特に真夏に階段で大汗かきながら電動ベッドを搬入するのはもう大変です。
体力があって力仕事を筋トレくらいに受け流せる人、こんな人は福祉用具専門相談員の適正ばっちりです。
最後に
完全なる私の主観で福祉用具専門相談員に向いている人3選を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
福祉用具専門相談員の向き不向きはわかったけど、実際の仕事内容や年収ってどんなもんなん?
そんなことを気になった方はこちらの記事もぜひ読んでみてください。
私の福祉用具専門相談員時代の年収も大公開しています。